開発のヒホ

iOSとかAndroidとかのアプリを開発するのに四苦八苦するブログ

SublimeText2を使ってMacでPython3の開発環境を整える

 脱MATLABを目指して、Python3で数値解析を行える環境を整えてきました。
 Homebrewを使ってMacにPython3とかNumpyとかPcipyとかをインストールする - 開発のヒホ
 Homebrewを使ってMacにmatplotlibとかipythonとかをインストールする - 開発のヒホ

 ということで続いては、エディタの環境を作っていきます。
 今回は最近注目を集めているらしいSublimeTextを使わせてもらいます。
 Sublime Text: The text editor you'll fall in love with

1. SublimeText2のインストール

 先ほどのサイトの下の方にDOWNLOADがあると思うので、環境に合わせて目的のものをダウンロードします。
 記事を書く時点ではVer2.0.2でした。

2. 実行してみる

 さっそくコードを書いて実行してみます。
 まずはSublimeTextを開いてファイルを作成します。

test.py

import sys
print(sys.version)

 Pythonのバージョンを表示する簡単なコードです。
 実行するにはCommand(⌘)+Bもしくは上部メニューのTools->Buildです。

 こんな感じの出力があったと思います。

2.5.4 (r254:67917, Dec 23 2008, 14:57:27) 
[GCC 4.0.1 (Apple Computer, Inc. build 5363)]
[Finished in 0.5s]

 Pythonのバージョンが2のままです。
 Python3で実行できるようにしていきます。

3. Python3で動くようにする

 まずはPython3でビルドするコマンドを登録します。

 メニューからTools->Build System->New Build System...を選んでください。
 新しいタブが開かれると思います。ここに以下の文字列を貼り付けてください。

{
    "cmd": ["python3", "-u", "$file"],
    "file_regex": "^[ ]*File \"(...*?)\", line ([0-9]*)",
    "selector": "source.python"
}

 そして保存を選んで、デフォルトのパス/Users/{ユーザー名}/Library/Application Support/Sublime Text 2/Packages/Userpython3.sublime-buildという名前で保存します。

 この状態で先ほどのtest.pyに戻ってビルドすると、出力が変わっているかと思います。
 python3でのビルドを試みますが、パスが通っていないのでエラーになっています。なので、パスを通します。

 Command(⌘)+,もしくはメニューのSublime Text 2->Preferences->Setting -Userから設定ファイルを開きます。
 新しいタブでPreferences.sublime-settingsというファイルが開かれているはずです。

 このファイルはこんな感じになっていると思うので、

{
    "ignored_packages":
    [
        "Vintage"
    ]
}

 こう書き換えます。

{
    "build_env":
    {
        "PATH": "/usr/local/bin:/usr/bin"
    },

    "ignored_packages":
    [
        "Vintage"
    ]
}

 この状態で先ほどのtest.pyをビルドすると、うまいこと結果が出ていると思います。

3.3.3 (default, Dec 21 2013, 02:11:24) 
[GCC 4.2.1 Compatible Apple LLVM 5.0 (clang-500.2.79)]
[Finished in 0.1s]

 ちなみにpython2のビルドに戻したいときは、メニューのTools->Build SystemPythonを選んでください。

 このSublimeTextは補完もできるのでとっても便利です。
 これで脱MATLABに一歩近づきました!